FUJIX-Hi8 M830HRSONY CCD-V900のOEM(1989)紹介編
Hi8ビデオカメラの1号機で、当時のハンディカムのフラッグシップだったCCD-V900のOEM機です。
FUJIXはこんな高級機も出してたんですね…基本的にはベースのソニーと同じながら、少しフジのこだわりが入っています。
かなりでかい…というか長いので、いまいちかっこよく撮れません。
当時のカタログなんかを見ると、真横からがいいみたいですね。
並んだスイッチがプロ機っぽくてマニア心をくすぐります。
タイトルメモリーを使うと、取り込んだタイトル画像をインサート可能。
立派なエンブレムはV900だと上がSONY、下がVideoHi8となります。
このエンブレム、かなりお金かかってそうです。さすがHi8の1号機。
Hi8ではありますが、音声はまだモノラル。
S端子と黒い音声端子の横並びが不思議な感じ。
大型のディスプレイが誇らしげです。
ソニーは全て英語表記でしたが、こっちは日本語。8mmシネカメラから買い換えた年配の人でも安心です。
個人的には「白バランス」が好きです(謎)。
レンズは8倍ズーム。中身は同じでしょうが、ちゃんとTV-FUJINON銘が与えられています。
操作ボタンがカラフルなのも、フジのやさしさでしょうか。
V900は全て黒ですが、これは取り出しが青、録画は赤。他のボタンも色つきです。
反対側。やっぱり長いですね。
指向性の違うマイクが2つ入った「デュアルカプセルマイク」です。
下のスイッチで切り替えます。
ここにも録画ボタンがあります。
オートフォーカスの緑マークは、当時のフジ共通ですね。
コンパクトカメラなんかにもついてました。こんなところで出会うとは。
裏側には三脚穴と、バックアップ用電池。
FUJIXの8mmといえば?このガングリップです。
たぶん、フィルム時代の8mmカメラを意識しているのでしょう。標準装備だったようです。
ベルトもついてます。ソニーにも似たようなのがアクセサリーとしてありましたが、なんとなくフジのロゴが似合います。
8mmシネカメラのように、握って撮れます…が、この機種の場合重くて若干つらいですね。
カッコいいんですが…V900含め、この時代にありがちなコンデンサに爆弾を抱えています。
ノーメンテで動作する個体は皆無なんじゃないかと思います。必死で直した甲斐がありました。
==試写してみる==
しばらくおまちください。
2020/4/20作成開始