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CASIO XV-3(2000)

かの有名なQV-10で「個人がデジカメを持つ」ことを広めたカシオ。

"画質より楽しさ"のコンセプトが受け、QVシリーズは数年間、QV-10のマイナーチェンジでしのぎます。

しかしそのせいでメガピクセル化の波にはなかなか乗れず…カシオは画質が悪いとも言われる始末。

そんなイメージ払拭のため?00年代からは少し路線を変更します。

300万画素時代には一番乗りで、キヤノン製レンズを積んだ画質重視のQV-3000EXを他社に先駆けて発売しました。

そんなカシオが、QV-3000EXに続いて出したのがこのXV-3。

大きくてゴツかった3000EXに対し、単焦点レンズを積んでコンパクトカメラっぽい外観になってます。

電源を入れると少しレンズが出てきます。

サイズはちょうどフィルムコンパクトくらいで、フィルム末期に流行ったシャンパンゴールドのボディといい、ぱっと見フィルムカメラのようです。

定価88000円はなかなかの高級機。

1/1.8 334万画素CCDは当時の最先端を走ってます。

右手部分にグリップがついてたようですが、残ってる個体を見たことがありません…

魅惑の単焦点レンズ。F2.6です。

型番もQVからXVに進化し、カシオとしてはそれなりに気合いを入れた?ようですが、結局後釜は出ませんでした…

ちゃんとレンズカバーが閉まるあたりにも、ただの安物単焦点じゃないぞという主張を感じます。

QV-3000EXの反動か?スッキリしてクリーンなデザインです。

軍艦部の白黒液晶。

あえてモニターを消して、フィルムカメラっぽく撮るのも面白いかも。

ダイヤルからもわかる通りマニュアル撮影が出来ます。結構な本格派です。

メニューはカシオお得意のカラフルでグラフィカルなもので、迷いはないはず。

DIGITAL端子に時代を感じます。

メディアはありがたいCF。

グリップ跡地と思われる部分。

当時の写真を見る限り、透明っぽいのがついてた?

この機種、マイナーゆえに一番のネックが電池です。専用バッテリーはNP-L7ですが、採用はこの機種のみ。

仕様を見ると「リチウム電池CR-V6Pも使用可能」とあります。これでいいじゃん!と検索してみると…

なんとCR-V6P、このデジカメと、Panasonicの携帯用バッテリーBQ-380のみに採用されたのみという超マイナー電池でした。当然終売です。

そこで、「NikonEN-EL1の中身を出して入れると使える」との話だったのでやってみました。

結果はOK。※基板剥き出しになるのでしっかり絶縁し、自己責任でお願いします。

電池が消耗してくると〜の表記がカシオらしいところ。

サイズがフィルムコンパクトそのもので、なかなか楽しめる機種です。


==試写してみる==

※基本カメラ任せのオート撮影です。画像はすべて縮小リサイズしてあるので、参考程度にどうぞ。

(準備中です)

==主なスペック==

334万画像 1/1.8 CCD、原色フィルター、3倍ズームレンズ(35mm換算41mm、F1.6)

電源:NP-L7 or CR-16P

記録:スマートメディア(8MBまで)

2019/5/31作成開始

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