KYOCERA KX-H5(1994)
ハンディカム初期のころより、ソニーから供給を受けて発売していた京セラ。
最初は"Finemovie"ブランドでしたが、その後はヒットしたハーフ判カメラと同じ"SAMURAI"の名前に切り替え、90年代中頃までラインナップしていたようです。
今回のKX-H5は、ソニーの上位機種CCD-TR2000と同等品です。
果たして京セラのラインナップはどこまであったのでしょう…
この個体はヤフオクに出てました。カメラバッグまでついて、傷もないフルセットなのに500円…申し訳ないくらいの美品。
当時、京セラブランドだとソニーの同等品より安い、と言われてましたが現代でも同様?
バッグも純正品。ロゴ入りです。
当たり前ですが、充電器も京セラ仕様。
やっぱり巨大なレンズが目を惹きますね。ちゃっかりKYOCERA LENS。
光学式手ぶれ補正も搭載、AFが敏感すぎる気もしますがしっかりした光学系です。
レンズのズームに連動して指向性を変える「ズームマイク」がついてます。
大きな液晶と並んだボタンが上級機らしいですね。
マニュアル機能はふたの中に隠れており、閉じると自動でオートに。
CCD-TR75あたりから使われてるデザインですが、機能的でスマートです。
ファインダーを持ち上げた下に、ひっそりメニューキーと撮影ボタン。
長いファインダー。
本体は大きいのですが、スポーティーな?マイク部のデザインなんかもありすっきりした印象。
出力端子の位置ってカメラによってまちまちですね。これは正面寄り。
下手にカセット側に操作パネルがついていたりしないので、信頼性は高いかもしれません。
すでにリチウムイオンのNP-F5xxが出ているのですが、これは古いNP-55系でした。
開発時期が古かったとか、何か事情があるんでしょうか…
裏面には何もなくすっきり。
下部にレンズ、長いファインダーというデザインは、TR55からの引き継ぎですね。並べるとよくわかります。
TR3000&TR1の次世代コンビと…デザインの変わり目がわかりますね。
TR1000や3000に比べ、やけに情報の少ない地味?な機種ですがお気に入りなKX-H5(TR2000)でした。
==試写してみる==
しばらくおまちください。
2020/4/3作成開始