FUJIX-Hi8 FH125SW(1992)修理編
安かったのでハードオフで拾ってみたフジのHi8。レンズが曇ってたので分解してみました。
元々SONYからのOEMだったFUJIXですが、この頃から自社開発に切り替えた様子。
ただし所々にソニーの名残りがある、不思議な機種です。
300円でした。同じところにレンズの綺麗な後継機?のFH128Fが500円でありましたが、あえてぼろくて安いこっちを捕獲。
レンズにカビとはまた違う、変な曇りがあります。
同じ状態になってる個体を他にも見たので、持病なのかもしれません。
曇り以外の基本動作は確認したので、分解です。
とりあえずフロントを外しましたが横が取れず…
ここの操作パネル部を先に外す必要がありました。
レンズカバーは、左側3つのねじで止まっています。
ユニット化されてるので、ギアなどをばらす必要はありません。
問題のレンズが見えました。
フィルターのようにねじ切りされたところにはまっているので、捻れば外せます。
2枚のレンズの内側まで曇ってます。
…しかし、くっついて取れません。
仕方ないので、枠を歪ませない程度に削りつつ、なんとか分離。
クリアな瞳を取り戻しました。
これにて完成!と、意気込んで試写に臨んだのですが…
…なんだか、まだ曇っているのです。再び分解…
レンズユニットは特に難しいこともなく取り外せました。
で、真犯人はここ。CCD直後のレンズが死んでます。
また内側まで…ここも外れないので、樹脂部を少しずつ削りながらレンズを摘出。
CCD-M8のとき同様、完璧には落ちませんでしたができる範囲で清掃。
基板にはFUJI印のチップが見えました。
白く飛んでしまっていた照明もしっかり映るように。
今度こそ無事復活です。レンズの分解以外は、シンプルで作業しやすい機種でした。
2020/4/3作成開始