FUJIX-Hi8 FH125SW(1992)紹介編
8mmビデオ黎明期、もともと「フィルムの8mmカメラ」の後継規格を模索していたフジは8mmビデオに参入。
ソニーの1号機、CCD-V8のOEM機を発売し、以来ソニー機ベースの機種を出していました。
その後、90年代前半に自社開発へ切り替えた様子。
今回のFH125SWはソニーっぽさを残しつつ独自アレンジもされた、折衷なモデルです。
全体的なフォルムも、ソニーのハンディカムとは違う、独特の雰囲気です。
同じような形状でノーマル8の下位機種?もあるようです。
操作パネル。タイトルインサートもできます。
「この面を押さないようご注意ください。」のシールはソニー風味。
メカはソニー製と同じ音がします。
そういえば、そもそもテープ入れる面が表にあるのも、ソニーと逆ですね。
"Super Wide"ということは広角寄り?Hi8のフルスペック機なので、もちろんHi-Fiステレオです。
特徴的な、流線形のレンズ周り。
ビデオカメラは、初期のデジカメなんかと同じ「FUJIX」ブランドでした。
レンズカバーは自動で開きます。
後ろ側。メカが反対側なので、こちらには何もありません。
彫り込まれた「FUJIX-Hi8 VIDEO SYSTEM」の文字。カッコいいです。
単3ボックスを付けてたのでファインダーが上がってましたが、充電池使用時はこんな感じで折り畳めます。
バッテリーは、ソニーのNP-55と同じ。ソニー製の周辺機器もそのまま使えます。
端子は入出力兼用。右音声横のつまみで切り替えます。撮影ボタンは独特な形状。
背面。バックアップのリチウム電池がこんなところに。
ソニーっぽいようでソニーじゃない、不思議な機種でした。
2020/4/3作成開始