回転レンズ機から始まったCyber-shotシリーズでしたが、ズームレンズ全盛の時代に入りそうだった2000年に変化が訪れます。
回転レンズを止め、レンズを端に寄せた独特のスタイルに高品位なアルミボディ、そして当時最高峰の300万画素CCDというスペックでDSC-P1が大ヒット。
その後、Pシリーズは大画面機が主流となる00年代中盤までCyber-shotを代表するシリーズとなりました。
このスタイル、懐かしい人も多いんじゃないでしょうか?
今回のDSC-P5はP1直系の後継機。スペックはそのまま(レンズは変わってますが)小型化されました。
本体よりバッテリー目当てという不純な動機でで拾ってきましたがばっちり動作OK。せっかくなので使ってみましょう。
カールツァイスではない「SONY LENS」です。
P1よりスペックダウンしてるとか… 1/1.8 有効321万画素CCDは同じようです。
背面。P1からサブ液晶を継承してます。
ズーム倍率の表示はハンディカムあたりからの伝統ですね。
この頃はまだデジタルズーム併用の値が書いてあります。
この小型ボディにサブ液晶が付いてるところがそそります。
メニューは横に移動していく初期サイバーショットのタイプ。
フォーカス位置が固定できたり、結構機能は豊富です。
ソニーらしいガジェット感があってカッコいいデザイン。
バッテリーはインフォリチウムC。
メモリースティックPROへの対応はまだ先です。
アクセスランプもありますね。
底面。一時期ハードオフにごろごろしてたPシリーズも、随分見かけなくなりました。
日本製。
前モデルP1といっしょに。これだけ見ると似たような感じに見えますが…
上から見ると厚みが全然違います。随分小型化したようです。
ついでに、下位機種P3と2ショット。
筐体は全く同じようでした。
==試写してみる==
※基本カメラ任せのオート撮影です。画像はすべて縮小リサイズしてあるので、参考程度にどうぞ。
他のサイバーショットとも通ずる自然な色味。ちょっと眠い?
照明のカバーまでよく写ってます。
マクロ。
よく売れたのも頷ける、中堅Pシリーズでした。
==主なスペック==
有効324万画像 1/1.8 CCD、原色フィルター、3倍ズームレンズ(35mm換算39-87mm、F2.8-5.6)
電源:インフォリチウムC(NP-FC10/11)
記録:メモリースティック(〜128MB)
2019/6/20作成開始