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SONY DSC-F77A(2003)

コンパクトデジカメとしては不動の地位を築き上げた?ソニーのサイバーショットですが、その始まりは96年、35万画素でパンフォーカスのDSC-F1まで遡ります。

このF1は、レンズ部分が回転する機構が特徴で、しばらくの間「サイバーショット=回転レンズ」でした。

その後、ズームレンズが主流になりさまざまな機種が産まれる中、回転レンズ機は「Fシリーズ」として細々とラインナップを続けていました。

今回のDSC-F77AはそんなFシリーズ晩年の機種。スマートになり完成の域に達しています。

赤いボディが眩しいです。

元々DSC-F77という機種があり、クレードルを別売りにして値下げ、カラーバリエーションを変えたのがF77Aとのこと。

特徴的な回転レンズのスタイルはそのままに、スマートになりました。

ソニーご自慢のSuper HAD CCD搭載。1/1.8 400万画素は当時としては奢ってます。

DSC-F55K以来の「カールツァイス ディスタゴン」です。

Fシリーズはこのあと(そしてこれが最後…)のF88以外、一貫して単焦点レンズでした。

頭に"Carl Zeiss"の文字。

レンズを回すとこんな感じでフラットになります。

電源のオンオフも連動するので、単焦点ならではの素早い起動も相まってスナップにぴったり。

真上を向けたところ。

180°まで回って自撮りもOK。

後ろ姿。液晶が小さくなってしまうのは回転レンズ機の宿命。

前のF55シリーズより小さくなったバッテリーを補うため?光学ファインダーが追加されました。

ズームボタンはデジタルズームです。

メニューは完成されてきたサイバーショットのスタイルで、それなりに迷わず操作できます。

初代DSC-F1を彷彿とさせるモードダイヤル。

中央が電源ですが、レンズの回転でON/OFFするのが便利なのであまり使わないかも。

bluetooth搭載モデルのDSC-FX77ではここにbluetoothモジュールがつきます。

入出力は背面の端子のみ。クレードル、ACアダプター兼用です。

ソニーなのでもちろんメモリースティック(PRO対応)。アクセスランプをつけるあたりがソニーらしいですね。

バッテリーはインフォリチウムCタイプで、よく売れたDSC-P2、P5あたりと同じ。

==試写してみる==

※基本カメラ任せのオート撮影です。画像はすべて縮小リサイズしてあるので、参考程度にどうぞ。

サイバーショットらしく?ナチュラルでおとなしめです。

動作が素早いのでこんな瞬間も狙えました。

マクロ。

単焦点+回転レンズの素早さがくせになる1台です。

==主なスペック==

400万画像 1/1.8 CCD、原色フィルター、単焦点レンズ(35mm換算37mm、F2.8)

電源:インフォリチウムC(NP-FC10/11)

記録:メモリースティック、メモリースティックPRO

2019/6/20作成開始

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