SONY CCD-V8AF(1985)
初の8mmビデオカメラだったCCD-V8にオートフォーカスを追加したマイナーチェンジモデルです。
まだ最新鋭だったCCDを採用して、当時としては小型化を実現。Video8の普及に貢献しました。
しかし、画質にも妥協しなかったため、想定より大型になってしまったそうです。
逆に削ぎ落としすぎたCCD-M8はぱっとせず、それらの反省から"画質と大きさ"を両立させたCCD-TR55が産まれたとか…
ハードオフではないとあるリサイクルショップ。
この日は在庫一掃のセール中とのことで、セールワゴンの中に不良在庫となったフィルムカメラがたくさん。
その中に、明らかに大きな物体。初期の8mmだよなぁ…フルセットだしレンズも綺麗だし…でもでかいし…
一度はスルーしたものの、やっぱり気になったので数日後に結局ゲット。ちゃんと動きました。
最後は500円で打ち捨てられてましたが、当時は20万円越えの高級機。凛々しい姿です。質感はしっかりしてます。
ハンディな8mmに見慣れてると非常に大きく、肩に乗せて使います。今持ち歩いたら取材と間違われそう。
オートフォーカスの付いたレンズは、ノーマルのV8とスペックが微妙に異なります。
ノーマルV8についていたSONOPTOR銘がひっそり無くなってます。
マイクの下にあるのがAF用のレンズと思われます。
グリップ部。バッテリーはここに。NP-22です。
赤いのはローアングル時用の録画ボタン。AFつきになって追加されました。
ファインダーは別体です。ケーブルで接続。
立派なSONYロゴのエンブレム。
別部品扱いのようで、「VF-205」という型番がついてました。
大きいVideo8 AFの文字が誇らしげ。
露出補正やホワイトバランスの切り替えができます。
「レックレビュー」は、カメラモード中に押すと録画していた最後の数秒を自動再生する機能。わざわざ再生モードに切り替えなくてもプレビューできます。
肩にのせるので、側面にクッションがついてますね。
前半分をカメラ部とするなら、こっちはデッキ部。
ここだけ見るとポータブルデッキのようです。
SL-F1あたりを彷彿とさせるデザインですね。
エディットスイッチも装備、カウンターは時代を感じる4桁表示。
REMOTE端子には別売リモコンが繋げます。たまたま100円で見つけました。
上部にホールドと録画ボタン、裏側にはクリップがついてます。
型番はRM-84。
テープ側。虹色のシールがカッコいいです。
底には三脚穴と、「MULTI CONNECTOR」。
MULTI CONNECTOR。
この機種、外部入出力がないので、この端子を使います。
入出力アダプター、RFU-80を繋げたところ。
この端子に接続する専用チューナー、TT-V8なるものもあったようです。
TR55と並んで。
比較的売れたのか、ノーマルのV8、さらにマイナーチェンジしたV8AF2含め、よく見かけます。
富士のFUJIX-8バージョンもあるようです。
おまけ。別売のアクセサリーキット、ACC KIT-V8。
バッテリー、ACアダプター、充電器、入出力アダプター、ケーブルがセットになってました。
==試写してみる==
しばらくおまちください。
2020/4/3作成開始