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SONY CCD-TR55(1989)紹介編

皆様ご存じ?初代「パスポートサイズ」ことTR55です。

詳しい話はソニー公式にも書かれていますが、今まで動画撮影といえば「子供の運動会」か「自主製作映画」の2択くらいだったところに、「気軽に旅行に持ってって撮影」という革命をもたらしました。

"思い出の残し方"にすら影響を与えたこの機種、改めてみるとその完成度の高さがわかります。

もしかしたら、このヒットがなかったらスマホの動画機能もここまで進化していなかったかもしれませんね。

今見ると、「普通のハンディカムだな」というくらいですが、革命的なコンパクトさでした。

現代のビデオカメラと比べても、一回り大きいくらいのサイズ感です。

持ちやすさやレンズの大きさを考えると極端に小型化はできないので、既に完成の域だったんじゃないでしょうか。

レンズの膨らみをうまく使ってボタン類が並びます。

このサイズながら、シャッタースピード、MF、スーパーインポーズまで搭載。

白黒ブラウン管のEVFを装備。90°まで上がるので、ローアングルもばっちり。

もちろん、再生機能もしっかり押さえてます。

カウンターの液晶までつけるあたりに「機能にも妥協しないぞ」というソニーの気概を感じます。

バッテリーはNP-55。テープカバーの黒い部分は、本来ラバー加工がされてます。

ほぼ100%劣化してべたべたになっている、TR55のウイークポイント。

テープの出し入れは、ふたを持ちあげてから。

コネクタのカバーは標準装備です。

入出力は1つの端子を切り替える、合理的な仕様。

小型化に貢献したレンズ、そしてこだわりの"出っ張っていない"マイク。

裏側。

実は黒以外に、グレーとホワイトのカラーバリエーションがありました。

さっきから紹介していたのはグレーです。シックでかっこいい色合い。

ただ、売れたのは圧倒的にブラックだったようで、他の2色はめったに見ません…

==試写してみる==

しばらくおまちください。

2020/4/20作成開始

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