ダイエー楢原店(旧・忠実屋楢原店)跡地
1982年、忠実屋のお膝元・八王子に楢原店としてオープン。
地下/屋上駐車場も備えた大型店舗で近隣の小型店、叶谷店との差別化も図られていました。
94年のダイエー合併時には継承されダイエー楢原店(店舗番号0580)へ。
しかし2010年に閉店してしまいます。跡地は2013年の今もそのまま。
叶谷店が閉店するとの噂を聞きつけ、行かなければ…と思っていたらここの情報を頂きました。
橋を渡っていると向こう側に白い広告塔。
これで間違いないでしょう。かなり大きそうです。
真っ白です。
ちょっと綾瀬店っぽい雰囲気。
これが現在の姿。
看板は白く塗られ、入口はベニヤで塞がれているものの建物はそのままです。
入口上に飛び出す窓が印象的。
忠実屋全盛期の店舗だけあり建物は大きく豪華です。
往時を思わせる2連垂れ幕とシースルーエレベーター。
送水口。草に埋もれそうです。
大きく吹き抜けた立派な入口。
入口前が広場っぽくなっているのは忠実屋店舗の特徴です。
床のタイルはこんな模様。
この時代になるとよく見る○の柄では無くなるようです。
出窓。やっぱりレストランだったんでしょうか…?
側面。
四角い意匠はすっきりして80'sモダンな印象。
シャッターの閉まった入口を見ていたら…
茶色い大規模小売店舗。これは間違いなく元忠実屋の証。
その他のプレート群。
真新しい送水口が草の間から生えていました。急な閉店だったのかもしれません。
地下駐車場への看板。
うっすら P 地階 の文字が見えます。
閉ざされたシャッター。
搬入口の看板。
向かいには平面駐車場もあります。
早くから郊外型を意識していた忠実屋らしいつくり。
コンクリートの隙間から生えた草に閉店から流れた時間を感じます。
結構広いです。どうにか有効利用出来ないんでしょうか…
建物は人の手が入らなくなるとすぐに朽ちていきます。
手の付け様が無くなる前にどうにかしてもらいたいですね…
窓の中をのぞくと一部天井が落ちているのが見えました。
解体の噂もあるので気になる方はお早めに。
元気だった頃の忠実屋、そして墜落・ダイエーへの吸収、さらにダイエーの危機…
そんな歴史を背負った建物は今、いつ来るのかすら分からない終わりを静かに待っています。
最後に写真だけでどうぞ。
==店舗データ==
店舗正式名 |
? |
店舗番号 | 0580 |
所在地 | 東京都八王子市楢原町1463-1 |
開店日 | 1982年12月11日 |
階数 | 地下駐車場、屋上駐車場、地上3階? |
店舗面積 | 6171平方メートル |
エレベーター/エスカレーター | ? |
営業時間 |
10時〜21時 |
アクセス |
電車:JR 西八王子駅からバスで四谷並木橋下車、徒歩2分くらい |
駐車場 |
あり(400台、無料) |
備考 |
元忠実屋→ダイエー 2010年1月31日閉店、上記は閉店直前のデータです。 |
ちなみに「楢原」は"ならはら"と読みます。
2013/10/21作成開始