SONY CCD-TR3000(1995)
85年の1号機から10年後の1995年、10周年記念モデルとして発売された機種。
記念モデルだけあり気合いも入っており、歴代Hi8ハンディカムの中でも抜群の完成度を誇るモデルです。
発売当時は直後にデジタルのDV規格が発表されたため、話題を持ってかれてしまいましたが…
正直、最初は「太ったCCD-TR11みたいだ」と見た目の第一印象から敬遠してました。
しかし、ヤフオクに安く転がってたのでなんとなく入手。
使ってみると、非常によくできたカメラでした。今まで避けててごめんなさい…
ガンメタ色といい、雰囲気はCCD-TR3や11と似ています。
やっぱり気になるのが大きなレンズ。上位機種の証。
ズームマイクも搭載しています。
液晶ディスプレイも大型です。
もちろん、マニュアル撮影も楽しめます。
ワイドTVモードに時代を感じます。当時流行りましたよね…
放送はほとんど4:3だったので、顔が引き伸ばされてた記憶。なんだったんでしょうねあれ。
メニューキーはなんとバッテリーふたの上に。
ピクチャーエフェクトもついてます。まだまだパソコンで動画編集できない、撮るとき一発勝負の時代。
このボタン、ソニーらしくてカッコいいのですが…ここのフレキがよく切れるらしいです。
バッテリーはCCD-TR1から採用された世界初のリチウムイオン、NP-F5xx系。
インフォリチウム化され00年代まで使われた息の長い電池です。
スタート/ストップボタンはTR1からの長方形タイプです。
やっぱりグリップは無くなってました。
レンズの飛び出し具合がわかりますね。
操作ボタン。最初は真っ黒ですが
再生モードで電源を入れるとオレンジに光ります。
プロフィールプロにもありましたが、カッコいい演出。
テープを入れるときはここを持ち上げます。
オレンジの矢印があるので、新しいハンディカムステーション対応です。
ステーションには、当時のビデオデッキについてた「極楽シャトル」っぽいシャトルリングが付きました。
TR1より一回り大きいのがわかりますね。
当時買った人はすぐにDV規格が発表されたため、がっかりしたのかもしれませんが…
今改めて見てみると、Hi8として真面目によくできたカメラでした。
==試写してみる==
しばらくおまちください。
2020/4/3作成開始